「画家たちの旅」

姫路行きの本命はこれである。姫路市立美術館で開催中の展覧会*1で、所蔵品によるテーマ展、いわいる常設展である。大阪市立近代美術館(仮)準備室心斎橋展示室で開かれた「旅するエキゾチズム」や、伊丹市立美術館で開催中の「グランド・ツアー 美的観光のすすめ」など、所蔵品による風景に関する展覧会が多いような気がする。やはり「風景画」が身近なジャンルであるからかもしれない。作品数はボリュームたっぷりで満足感はあったが、個人的には作品と作品の間隔にもっと余裕があったほうが観やすかったのではと感じた。この展覧会で一番に気が惹かれたのは、辻愛造「家島春景画帖」であった。ああ、家島が呼んでいる…。

*1:会期:2005.11.6 - 2.5